1970年3月11日(水)
道玄坂、百軒店の“ひまわり”で「One For The Trane」を買った。(もちろん、この頃まだ30cmLPレコード盤です) このアーチィ・シェップの「One・・・・」はタイトル通り、故ジョン・コルトレーンに捧げられたものである。 ただ、私自身のトレーン研究が不足していて「My Favorite Things」重視なので明確な評価はできない。
しかし、シェップのコルトレーン敬愛の念が深かった事実はある、 がシェップ自身の学歴はジャズメンには珍しく、大学卒で、専攻も劇学とかで、反民主とか人種差別反対等のブレーンを持っている。 そのようなアンチ的なものを除いてのシェップは教養人であり、ジャズに対するものはコルトレーンが、自身の消化で表現したとは別に、コルトレーン的ではあっても幅広い音楽性を感じるのである。 リフスタイル、マーチスタイルが飛び出して来、”いそしぎ”が現れるのはシェップがコルトレーン型ではなく、既に自己を表現していることの証明にもなろう。 何故ならコルトレーンに欠けていたものは「柔らかさ」と「ユーモア」であるからだ。

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