《1970年4月27日(月)》
宮間利之とニューハードの「パースペクティブ」を聴いた。
「直立猿人」はC・ミンガスのオリジナルで有名。 ここでは前田憲男が編曲している。オーケストラなので原曲よりも迫力がでている。 短くまとめたのは、LP自体の制約であろうか。(CDはまだない時代) 「振り袖は泣く」山木幸三郎のオリジナル。 テーマが日本的な かわいさが出ていて 小さくまとめられた感じ。 実際は、10分ぐらいで もっとモーダルに発展させてもらいたい。
「アフリカ」はコルトレーンオーケストラと同じ楽器群であるのは不利である。 高見 弘の編曲もまともすぎて、フリーブロウの場を作ったのは、如何にも今日的であるという観念を加えたにすぎない。 エリック・ドルフィ編曲のコルトレーンのソプラノで始まる原曲には(?当然)かなわない。 ニューハードのソプラノ[市原宏祐]が悪いとは言えないが、ソプラノを使用する意味がないのではないか。 コルトレーンの場合はオリジナルだが、カバー他では、それ以上の新しさを生まなくてはならない。 テナーサックスで演じた方が、またはアルトとかの方が良かったかと思う。 そしてもっと野性味を出して欲しかった。

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