《1982年1月17日(日)》
トーキング・ヘッズは洗練さを、1歩前進させたグループだと、初めは感じた。最初聴いたとき、リズムの力強さなどは、たしかにニューヨークの知性という敬称が、かなり当を得ていると思った。ところが聴き慣れると、かなりと言えるか、これが律儀なグループサウンドであることが判る。時代が欲していた、ソウルフルな味付けで、多面的無味乾燥都会生活空間に食い込んでいくわけだ。そこにどんなアピールが盛り込まれていようが、ミュージッシャンの内面的相克が音を通して描かれている訳ではない。
ジェームズ・ブラッド・ウルマーの凄まじさは、新しい寓話なのであろうか。

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