不穏な空気の部屋にいたたまれず、プイと外へ出てクルマに乗った。ぐるぐるまわった末に、適当な時間稼ぎも加えて、万博記念公園に向かった。怒りの気分が収まったくらいの距離を走ったのだ。
とんだ迷惑の、憩いの公園は夏の夕暮れに向かう時刻で、落ち着いた緑を提供してくれた。
そんなに長居はできない、あとで、のんびり来るのが正式と考えて早めに切り上げた。
この場所は20以上も前のつくば万国博覧会の当時、このカメラの後ろの小高い斜面を登り切ると、ちょっとした広場が運動場のように開けていて、片隅に大きなトリニトロンの画面があったところだ。この名称だけでも懐かしい。
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