2010年7月5日月曜日

ローランド・カーク

1972年7月4日のニューポート・ジャズフェスティバル・イン・ニューヨークの、ラジオ・シティ・ミュージック・ホールでのライブはこのアルバムの2曲目に収められている。「So What」と記されているが途中のリフの部分はともかく、「Impressions」にしか聞こえない。こういう記載はよくあることだ。フェスティバルの7月の数日、いろんなステージで繰り広げられるパフォーマンスの、この4日のメンバーはハービー・ハンコックとトニー・ウィリアムスが若さ溢れる白熱の演奏で支え、サックス隊のソロの最後に出てくるローランド・カークの気合い充分のソロは、ジェイムス・ムーディ、フリップ・フィリップス、デクスター・ゴードン、ズート・シムスの存在を隠してしまうほどの、迫力と印象深い、技と芸で圧倒する。凄いの、なんのって、口あんぐりです。ジャムセッションの“雄”という定評があるのか、あるいは遠慮してカークに譲るのか、最後に出てくるサックスは殆どがカークです。「ミンガス・アット・カーネギィ・ホール」の場合も、あの“きりもみ”感のジョージ・アダムスの後で繰り広げるソロの辛辣な厳しさは、笑いだけで収まりきれない破格さである。
Newport72115

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