2012年1月23日月曜日

思慮

アルトでコルトレーンを追求するのは、ケニー・ギャレットだ。汗だくでプレイするスィート・ベイジルでの映像を見た。そこでもコルトレーンナンバーを演奏し、極めて真面目な姿が見られる。そう、いつだってギャレットは『まじめ』。だからこそマイルスの晩年を支えたのかも知れない。
トレーンの名盤「至上の愛」のミニ版のように思える曲がある。「アラバマ」・・・悲しい事件(アラバマの教会爆破惨事)の衝撃からトレーンが訴えた美しいメロディ。これをギャレットは忠実に再現した。パット・メセニーのギターが加わった(他にブライアン・ブレイドのds、ロドニー・ウイテカーのbs)カルテットのCDで、まるでテナーのように逞しい音量で奏するアルト奏者は彼の他にはいない。
ソプラノもフルートも演るのに何故かアルトが主だ。コルトレーンにはそれだけの重みがあるということだろうか、の・・・尊敬の念が直に伝わる。このアルバムは少しの遊びもみせない頑なな、コルトレーンの名曲選に仕上がっていて尚、考える姿勢が!主張になっている。
《2008年1月21日(月)ノート》

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